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朝日新聞 2006年4月8日
夢灯路について、内山明夫のコメントと写真が掲載されました。
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「活気戻れ」灯籠満開 復活へ中心街結束 桜名所結んで700基
地区にかつてのにぎわいを取り戻そうと、東松山市材木町1丁目町内会が始めたイベント「夢灯路」が2回目を2回目を迎える。反響の大きさに協力する市民や企業も増えた。8、9日の両日、桜吹雪越しに街おこしの願いを込めた700基の「夢灯路」がともる。
材木町1丁目はかつて、隣接する本庁とともに市中心部の商店街としてにぎわった。
しかし郊外の大型店に客をを奪われ、往時の面影はない。夢灯路実行委員会の内山明夫さん(55)によると、この30年ほどで商店数が半分になった。
寂しくなった地区をなんとかしようと着目したのが京都・東山のイベント「花灯路」だった。京都まで出向き、実際に見学した市民グループから「路地の魅力を見直すにはぴったりのイベント」という助言があった。
町内の近くには「男沼」と「女沼」がある。いずれも桜の名所で、大勢の花見客でにぎわう。昨年はこの2カ所を結ぶ路地と沼の周辺を550基の灯籠で浮かびあがらせた。路地には「夢小路」と名づけた。
幻想的な雰囲気が評判となり、今年は150基増えて700基を約2キロにわたって置く。2基1組5千円で企業や市民に協力してもらう。表には「東松山夢灯路」、横には協賛者の名前が入る。
灯籠の枠は木製で業者が作ったが、和紙を張る作業や電球の敗戦は町内会の人たちやNPOのメンバーらのボランティアだ。今年は2月から準備を始め、3月すぎから、連日作業が続いた。
実行委員長の小高隆太郎さん(78)は「歩いてみて、『あ、こんな店があるんだ』と気がついてもらえるとうれしい」という。内山さんも「東松山を代表するイベントに育てたい」と話した。
点灯は午後6時から同9時。女沼までは東武東上線東松山駅から徒歩5分。民謡流しやコンサートなどもある。 |
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